オーストラリアおよびニュージーランドは、ともに英語を公用語とする国ですが、アメリカ英語やイギリス英語とは少し違った発音の特徴や傾向があります。オーストラリアで話される英語は特にオージーイングリッシュと呼ばれます。
顕著な傾向としては、語末の特定の音を省略する言い方が好まれる、あるいは母音の発音が変化しやすい、といった点が挙げられます。語末を省略する言い方は日本語的な感覚から見ても親しみやすさが感じられます。
オーストラリアおよびニュージーランドは、ともに英語を公用語とする国ですが、アメリカ英語やイギリス英語とは少し違った発音の特徴や傾向があります。オーストラリアで話される英語は特にオージーイングリッシュと呼ばれます。
顕著な傾向としては、語末の特定の音を省略する言い方が好まれる、あるいは母音の発音が変化しやすい、といった点が挙げられます。語末を省略する言い方は日本語的な感覚から見ても親しみやすさが感じられます。
英語の car(車)の複数形である「cars」と、card(カード、券)の複数形である「cards」は、互いに発音がよく似ており、聞き分けが難しい組み合わせです。
cars を発音記号で表記するなら /kɑːrz/ 。一方、cards の発音記号は /kɑːrdz/ です。実際のところ、発音記号を見てもあんまり参考になりません。
cars と cards の発音は、全く同音というわけではなく、違いがあります。端的にいえば「ズ」と「ヅ」のような違いです。正しく理解し、聞き分けられる耳と言い分けられる舌を鍛えましょう。
英語の発音は国や地域によって微妙な違い(訛り)があるものです。インドやアラブ諸国でも、母国語の影響を受けた発音のクセや訛りが含まれがちです。
インドやアラブ諸国で話されている英語は、「r」の発音が独特だったり、子音が独特の音に変化したりする傾向があります。
インドも中東も英語がよく使われる土地柄です。英語圏でインドや中東の出身者と会話を交わす機会も多々あります。訛りについて最低限の知識を持っておくだけでも、聞き取りにくさに戸惑う場面はずっと減るでしょう。
英語にも、地域や国による発音の訛りがあります。東アジアで日本の近隣に位置する中国や韓国は、日本よりも英語を上手に話す人が多い国といえますが、そこで話される英語にはやはり当地ならではの訛りが見られます。
英語の訛りは実際どこの国にもあるものです。英語の発音を学ぶ上では、正しい発音を目指して練習するべきではありますが、日本語くさい発音だからといって尻込みする必要はありません。英語の訛りに関する知識は、物怖じしなくてよいという自信をもたらしてくれます。
英語は世界中で話されている国際言語といえますが、各国・各地域で話される英語は当該地域の母国語の影響を受けた「訛り」が少なからず含まれます。欧州諸国で話されている言語の多くは、英語と同じ系統に属するとはいえ、発音にはそれなりの差異があります。
発音を身に着ける際には標準的な正しい発音を学ぶべきですが、模範的な発音しかしらない状態では現場の英語を聞き取れないという場合も起こりえます。地域に根差した発音のクセを把握しておきましょう。
英語の母音は、種類も数も日本語とは異なります。子音の発音と共に母音の発音にも練習が必要です。
とりわけ /æ/ や /ə/ のような音は、日本人にはなじみも薄く、なかなか上手に発音できない種類の音です。正しい発音のしかたを学び、その上で、しっかりと発音練習を積み重ねましょう。
英語(とりわけアメリカ英語)には「フラップT」(flap-t)と呼ばれる独特の発音ルールがあります。これを上手に発音できると、かなりこなれた印象の発音に近づけます。
フラップTは、基本的には、t の音が r や d に置き換わるように変化します。
フラップTは発音記号では示されない、どちらかといえば音便や訛りに近い変化です。規則・原則というよりは傾向を掴むような感じで、軽く把握しましょう。
英語にはマジックe(Magic e)と呼ばれる発音規則があります。
マジックe は、語末の e を発音しない「サイレントe」(Silent e)の一種であり、かつ、直前の母音の発音を変える役割があります。
マジックe を上手に表現できるか否かで、発音の英語らしさは大きく違ってきます。うまく使いこなして一歩上の発音を目指しましょう。
英語の「ん」系の発音は複数種類あり、鼻を使って発声するというコツがあります。発音記号で表現すると /m/ 、 /n/、/ŋ/ の3音がこれに該当します。いわゆる鼻音(びおん)です。