英語の「z」「dʒ」「ʒ」の発音の違いとコツ

英語の /z/ /dʒ/ /ʒ/ の発音の区別は難しいとされています。3つの発音は、日本語では「ザ行」に近い音としてひとまとめにされがちですが、実際の発音は異なります。

/z/ /dʒ/ /ʒ/ の発音には、音の出し方や発音する際の口の形などに細かな発音のコツの違いが見受けられます。

/z/ の発音の概要とコツ

/z/ は摩擦音と呼ばれる音のひとつです。摩擦音は文字通り、口内で空気を摩擦させて発声される音です。口内に隙間をつくって、空気が抜ける際に発音されます。

英語の綴りでは「z」が /z/ に対応します。その他にも、「s」を /z/ と発音する、といったパターンが多くあります。

例えば、名詞の複数形の語尾につける「s」や三人称単数現在形の一般動詞の語尾につける「s」の多くは /z/ と発音されます。

/z/ の発音のコツは「口角を引く」ことです。/z/ を発音する際の唇はリラックスさせます。唇には余計な力を加えません。

発声する際には口角を左右に軽く引きます。口をすぼめて発声する /dʒ/ や /ʒ/ の発音とは、ここで明確に区別できます。/z/ を発音する際には、舌先を下前歯の裏に軽く触れさせます。

/z/ の発音を含む英単語

/z/ の発音を含む英単語は多くあります。/z/ の発音に慣れないうちは、ゆっくりと発音するとよいでしょう。

  • zero(/ˈzɪroʊ/)
  • lazy(/ˈleɪzi/)
  • as(/æz/)
  • desire(/dɪˈzaɪr/ )
  • exist(/ɪɡˈzɪst/)

/dʒ/ の発音の概要とコツ

/dʒ/ は破擦音のひとつです。破擦音は、舌で口内上部を弾きつつ、口内を通る空気を使って発声される音です。破裂音と摩擦音が混ざったような音だといわれています。

/dʒ/ は英語の綴りで「j」が対応します。その他にも「gy」や「ge」、「gi」といった英語の綴りが /dʒ/ と発音されます。

/dʒ/ の発音のコツは「口を丸くすぼめる」「舌を歯茎付近につける」ことです。

/dʒ/ を発音する際は、唇を丸くすぼめて前に少し突き出します。口角を引く /z/ の発音とは異なります。日本語の「ジ」と発音する際よりも、口先を大げさに前へ突き出すことを意識しましょう。

/dʒ/ を発音する際には、舌を上前歯裏にわずかに触れさせます。/dʒ/ は舌を上前歯裏から離した際に発音されます。

/dʒ/ の発音を含む英単語

/dʒ/ の発音を含む英単語の例には Japan や age などの基礎単語があります。

発音を鍛えるために鏡の前に立って発音練習をしてみましょう。発音する際の口の動きを自身でチェックすることができるのでオススメです。

  • Japan(/dʒəˈpæn/)
  • jam(/dʒæm/)
  • gender(/ˈdʒendɚ/)
  • age(/eɪdʒ/)
  • danger(/ˈdeɪndʒɚ/)

/ʒ/ の発音の概要とコツ

/ʒ/ は、/z/ と同様に摩擦音のひとつです。舌などを使って、口内の空気の通り道を狭くすることで発声される音です。

/ʒ/ は英語の綴りで、たいてい「s」や「ge」が対応されます。

/ʒ/ の発音のコツは、「口を丸くすぼめる」「舌はどこにも触れない」ことです。

/ʒ/ を発音する際は /dʒ/ と同様に唇を丸くすぼめます。ただ、唇の先は広がりをもつようにします。

/ʒ/ と発音する際、舌を口内のどこにも触れないように位置させます。舌を上の歯茎に触れさせて発音する /dʒ/ とは異なります。

舌がどこにも触れない状態で、空気を口外へ押し出しながら /ʒ/ と発音します。

/ʒ/ の発音を含む英単語

/ʒ/ の発音を含む英単語はいくつかあります。/ʒ/ は英単語の語頭で用いられることは少ないようです。

/z/ と /dʒ/ との発音の仕方における違いを意識しながら何度も発音することで、正しい発音が身につきます。

  • usually(/ˈjuːʒuəli/)
  • decision(/dɪˈsɪʒən/)
  • measure(/ˈmeʒɚ/)
  • collage(/ˈkɑːlɑːʒ/)
  • leisure(/ˈliːʒɚ/)