英語にはマジックe(Magic e)と呼ばれる発音規則があります。
マジックe は、語末の e を発音しない「サイレントe」(Silent e)の一種であり、かつ、直前の母音の発音を変える役割があります。
マジックe を上手に表現できるか否かで、発音の英語らしさは大きく違ってきます。うまく使いこなして一歩上の発音を目指しましょう。
英語にはマジックe(Magic e)と呼ばれる発音規則があります。
マジックe は、語末の e を発音しない「サイレントe」(Silent e)の一種であり、かつ、直前の母音の発音を変える役割があります。
マジックe を上手に表現できるか否かで、発音の英語らしさは大きく違ってきます。うまく使いこなして一歩上の発音を目指しましょう。
英語の「ん」系の発音は複数種類あり、鼻を使って発声するというコツがあります。発音記号で表現すると /m/ 、 /n/、/ŋ/ の3音がこれに該当します。いわゆる鼻音(びおん)です。
英語の ear と year は、発音がよく似ており言い分けの難しい組み合わせです。日本語でカタカナ表記するとどちらも「イヤー」になってしまいます。
英語としては ear と year の発音は明確に違います。ear は /ɪə/ 、year は /jɪə/ もしくは /jəː/ という発音です。
ear と year を正しく言い分けるには、/ɪ/ と /j/ を正しく発音できるようになっておく必要があります。
英会話も、面と向かっての対話と電話やスカイプ(Skype)を通じての会話(音声通話)とでは勝手が違います。表情・身振り・口の動きなどを手がかりにできないため、声と文をいつも以上に工夫する必要があります。
電話(通話)でうまく相手に伝わるように話すには、いくつかのコツがあります。コツを把握していれば、かなりの程度まで伝わり方の向上が見込めます。
抑揚を意識する、ゆっくり丁寧に話す、重要な語句は強調する、文章は簡単にする、そういった部分を意識して臨みましょう。
英単語において「g」と綴られる発音は3通りあります。 /ʤ/ と /ɡ/ そして /ŋ/ のいずれかです。それぞれ発音の要領と具体的な例を把握しましょう。
/ʤ/ は日本語で表記すると「ザ行」のいずれかに近い音で発音されます。/ɡ/ は日本語でいうと「ガ行」のいずれかに近い音で発音されます。/ŋ/ は日本語でいうと「ン」に近い音で発音されます。
/ʤ/ と /ɡ/ と /ŋ/ の発音の仕方と使い分けの原則を理解できれば、「g」を含む英単語を自信をもって発音することができます。 “英語の「g」の綴りの発音は3種類ある” の続きを読む
英語の発音は、ある意味で文法や英作文よりも難しい要素です。学校でも文法ほどしっかり習わないし、知識だけではどうにもならない、時間をかけて体にたたき込む必要がある要素だからです。
発音は「英語らしく」「英語っぽく」と意識するだけでもだいぶそれらしくなるものですが、そうした(半ば付け焼き刃の)発音に頼った場合にたいてい特定の誤りを犯してしまいがちです。少し意識してみる価値はあるでしょう。 “英語の発音で「特に日本人が誤りやすい・誤解しやすい」要注意事項” の続きを読む
英語の発音は「有声音」と「無声音」に区別できます。しっかり区別して正しく発音できると、英語らしい発音に近づきます。
英語の発音には地域による微妙な差があります。たとえば東南アジアの国々で話されている英語の発音は、アメリカ英語やイギリス英語にはない特徴が見いだせます。
英語にも訛りがあるという事実は、日本人が英語を日本語くさい発音でしゃべっても必要以上に恥ずかしがることはないという勇気を与えてくれます。
英語の work と walk は、どちらも基礎的な単語で、発音を正しく区別する(言い分ける)ことの難しい組み合わせです。しっかりと聞き分け・言い分けられるようになりましょう。
英語の発音は練習によって上達します。練習すべきポイントはいくつも挙げられますが、特に「上手な発音だなあ」という印象に直結するポイントはいくつかに絞り込めます。
この「上手な英語の印象を与えやすいポイント」は、英語の発音を学ぶ上で少し後回しになってしまいがちな部分でもあります。ないがしろにしないよう意識しつつ総合的に英語の発音の上達を目指しましょう。
英語の基本語彙である sea と she の発音は、よく似ているものの明確に異なります。sea の発音記号は /síː/、she の発音記号は /ʃi;/ と表記されます。
日本語では /s/ と /ʃ/ の発音は書き分けられません。発音の違いと発音方法は改めて習得する必要があります。舌と口角の使い方のコツがつかめれば、言い分けられますし、違いを聞き取ることもできるようになります。
英語の T /t/ は、飲み込みのT(Stop-T)と呼ばれる特殊な発音をする場合があります。声の調子を少し下げて息を飲み込むようにする発音です。
「飲み込みのT」を使えるようになると、英語の発音がグッと「それっぽい」感じになります。
英語の動詞の三単現(3人称・単数・現在形)および名詞の複数形は、語末に –s または –es をつけて表現されます。発音は /s/ /iz/ /z/ の3種類あり、使い分けに注意が必要です。
語末の -s または -es が /s/ /iz/ /z/ のどの音で発音されるか、これは法則性があります。基本ルールが把握できれば簡単に判断できるようになります。 “英語の三単現や複数形を意味する「s」の発音の種類と見分け方” の続きを読む
英語の発音は前後の英単語によって変化する場合があります。単語同士の音の連結をリンキングと呼び、音の欠落をリダクションと呼びます。
英語の o の字には複数の発音方法があります。短く発音する言い方、伸ばして発音する言い方、あるいは「オ」ではなく「ア」に近い音で発音する言い方など、単語は綴りと共に発音記号を通じて発音もしっかり確認しましょう。
英語の数詞には「fourteen」と「forty」のように紛らわしい組み合わせがあります。どちらも数字なので、誤った方で解釈しても気づきにくいのも厄介です。
fourteen と forty は「アクセントの位置」や「音の伸ばし方」に違いがあります。正しく発音できればちゃんと言い分けられますし、聞き分けられます。
日本人のスピーキング力は、もちろん個人差はありますが、海外滞在経験のない平均的な日本人に限ればやはり低いと言わざるを得ません。
スピーキング力は主に2つの要素に分けられます。ひとつ目は「表現したいことを論理的かつ流暢に英語で話す力」、ふたつ目は「正しく英語で発音する力」です。日本人はどちらも苦手という傾向があります。
学生の頃にカナダに留学したことがあります。あるとき、時間が知りたくて、現地のお年寄りの男性に「What time is it?」と尋ねました。質問そのものは日本人にもおなじみの初歩レベルの英文です。しかし、うまく伝わりませんでした。どうも「time」の部分の発音がまずくてネイティブには聞き取りにくかったようなのです。
私が声をかけたネイティブのお年寄りはとても優しい方で、必死に私の英語を聞き取り理解しようとしてくれました。しかしどうにも伝わりません。3分ほどして、彼の奥さんとおぼしき女性が合流し、私の話す英語を「timeといっているんじゃないかしら」と伝えてくれました。お年寄りの男性はやっと理解してくれ、「なんだtimeと言っていたのか!」と一言残して、喜んで去っていきました。
結局、いま何時かを知ることはできませんでした。
今となっては笑い話ですが、恥ずかしい記憶でもあります。これは私にとって英会話の発音を練習(というか矯正)しなければと思い知らされた貴重な体験です。
「英語を話せると将来きっと役立ちます」と言われても、なかなか実感はわかないものです。具体的にどんな場面で「英語を話せてよかった」と思えるのか、いくつか想定してみましょう。今のうちにスピーキング力を鍛えておかなくてはという気持ちになれるはずです。
英語が話せるということは、自分の可能性を何倍にも広げるということです。一度話せるようになってしまえば、誰かとコミュニケーションがとれなくて困るという現象はもう起こりません。それだけではなく、今まで知らなかったこと、知る術がなかったことも英語という言語を通して知ることができます。